高島藩主諏訪家伝来『源氏物語』活字化プロジェクト
◎申し込みが一定数に達したため、募集を締め切りました(12/6)。大勢のお申し込みありがとうございました。
今後参加をご希望される方は、事前説明会終了後(12月22日以降)に博物館までお問い合わせいただき、空きが生じているかお尋ねください。事前説明は個別に対応させていただきます。
当館では、高島藩主諏訪家に伝来した『源氏物語』の写本を所蔵しており、54冊が全て揃っています。
しかしながら、今までこの諏訪家本の中身を全て読んだ人はいません。
そこで、この『源氏物語』を原文で読み物語の世界に浸りながら、諏訪家本の翻刻の作成に協力していただける方を募集します。
◇ 作業内容
①各自に一帖(一冊)ずつの写真データと、館で用意した他本の翻刻資料をお渡しします。
②『源氏物語』の写真データと翻刻資料を照らし合わせて、書かれている文字の異同を探します。
③翻刻資料に手書きで異同部分を書き込みます(全文手書きしたり打ち込む必要はありません)。
④一帖分の作業が終わったらその書き込んだ資料を館へ提出して、次の帖に移ります。
➡ 館で提出された内容を確認し、参加者の方が読まれた資料を基に、諏訪家本の翻刻を作成していきます。
◇ 作業期間 令和6年12月(下記の事前説明会以後)~令和7年6月頃(予定)
※参加者の数によって終了時期は前後する可能性があります。
◇ 対象 どなたでもご参加いただけます。
古文書を初めて読まれる方も大歓迎です。(わからない点などは下記「みんなで読む会」等でサポートします)
◇ 資料画像の提供方法 原則CD-R
※紙印刷を希望の場合は、恐れ入りますがご自宅等で各自印刷をお願いします。ご自身での印刷がどうしても困難な方に限り、館で紙で印刷した資料をお渡しします。 ペーパーレスの観点から、ご理解のほどお願いします。
◇ 事前説明会 (事前説明会を聞いてから参加をご判断いただいても結構です)
事業内容と作業の流れ、書誌(諏訪家伝来『源氏物語』の基本情報、現在までの研究で言われていることなど)などの説明をします。
また、『源氏物語』に出てくる文字は平仮名が大半のため、くずされた平仮名の解読について学芸員がレクチャーします。
説明会の終了後に、事業に参加される方に画像データのCD-Rをお渡します。(読みたい帖がすでにある方は、お申し込み時にお伝えください。希望が重なった場合は基本的には先着順としますが、当事者の間でご相談いただきます。)
日時 令和6年12月21日(土)午後1時30分~3時30分
会場 博物館 学習室
◇ みんなで読む会(自由参加)
一人で読むことが難しい方が月に一度集まって、参加者同士や学芸員らと相談しながら一緒に読む会です。
各々担当する帖は異なりますので、お互いにわからない点を見せ合いながら一緒に考えていきます。
最終回(6月頃を予定)では、これまで各々が読んできた帖の内容を参加者の間で共有する場として、物語の読み合わせや、感想などの発表を予定しています。(一般公開・当事業参加者以外の方の聴講も可能とする)
日時 令和7年2月以降の毎月第一日曜日(2/2、3/2、4/6、5/4、6/1 ※予定)
午前9時30分~11時30分
会場 博物館 学習室
◇ 参加費 無料(上記の会に出席や、翻刻資料の提出や次の画像データの受け取りなどで来館される場合は無料です。展示観覧の場合は入館料がかかります。)
◇ 作業成果 当館の今後の展示やイベント等で活用する他、インターネット(当館所蔵資料データベース)で公開する際の基礎資料になります。皆様の作業の成果が様々な場面で使われます。
◇申し込み 下記のいずれかの方法でお申し込みください。
●電話(0266-52-7080) ●メール(suwamu@city.suwa.lg.jp) ●窓口
●電子申請(下記QRコードから)