『諏訪市博物館研究紀要7』を発行しました
研究者・当館友の会会員・館学芸員が寄稿した研究紀要を新たに制作・発行しました。つきましては有償にて頒布します。ぜひお手に取ってご覧ください。
書籍名称 『諏訪市博物館研究紀要7』
体裁 A4判・縦組み・128ページ・モノクロ
内容
① 論文「旧御射山(もとみさやま)遺跡出土遺物の再検討」
執筆:滝澤 誠(公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
村山 卓(公益財団法人埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
概要:旧御射山遺跡は霧ヶ峰八島ヶ原湿原にある中世の祭祀遺跡です。その発掘遺物(当館所蔵)は、かつて金井典美によって報告されましたが、膨大な量ゆえにそれは一部に過ぎませんでした。そこで未報告分も含めて改めて遺物を図化してまとめ、資料や遺跡の再検討をしました。
② 論文「発見された『藩譜私集(はんぷししゅう)』第七巻に見る高島藩士鵜飼家の足跡」
執筆:原 寿樹(諏訪市博物館友の会会員)
田中 生浦(諏訪市博物館友の会会員)
概要:各高島藩士の系図や役職・働きが詳細に記された『藩譜私集』(『諏訪史料叢書』所収・全23巻)で欠落していた第七巻の手書き原稿が、近年当館の収蔵資料から発見されました。友の会古文書学習会員の原氏・田中氏がこれを解読し翻刻を作成しました。ここではその翻刻と、これにより初めて明らかになった鵜飼家の家柄についてまとめました。
③ 館収蔵資料紹介「寄託・諏訪上社大工棟梁原家資料について」
執筆:三嶋 祥子(諏訪市博物館学芸員)
概要:平成28年に末裔家から寄託された当資料群には、諏訪郡内から県内外各地の神社仏閣の建築図面が多数収められています。この中から主な図面資料をいくつか紹介しました。
価格 1,200円(税込)
頒布方法 博物館受付で販売しています。
※郵送も対応します(書籍代および送料を先払いいただきます)。1冊購入の送料は310円です(ゆうメール)。
購入方法は博物館ホームぺージ内の「博物館刊行物」をご覧ください。